2021年7月27日(火)、生放送配信ソフトウェア「N Air」の新バージョンをリリースしました。主なアップデート内容は下記のとおりです。
1. 「新NVENC」に対応しました
NVIDIA社のGeForce RTX系GPUを利用されている場合、設定の[出力]タブの[エンコーダー]にて、「NVENC(ハードウェアエンコーダ(新))」を選択できます。この設定を適用すると、GeForce向けに最適化されたエンコード方式になり、従来よりも低負荷で高品質な配信が可能です。詳細はNVIDIA社の公式ページをご確認ください
※GeForce RTX系GPUをご利用中で、かつ配信設定の自動最適化機能(ニコニコヘルプの「配信品質を設定する」項目参照)を利用されている場合、自動的にハードウェアエンコーダ「新NVENC」が選択されます
2. 「リプレイ録画」機能を追加しました
「リプレイ録画」は、配信した映像を任意のタイミングで、設定した時間分だけさかのぼって録画できる機能です。例えばゲーム実況配信でスーパープレイが発生したときなど、配信した映像を後から動画化する際にご利用いただけます。常に録画しておく必要がなく好きなタイミングで必要な分だけ録画できるため、PCに保存するデータ容量の節約にもなります。設定の[出力]タブにて有効化し、「リプレイ録画」をスタンバイ状態にしてご利用ください。「リプレイ録画」した動画ファイルは、[録画パス]で指定したフォルダへ保存されます。
保存したリプレイ動画は、そのまま配信映像に載せて楽しむこともできます。[動画・音声ファイル]ソースを追加し、ローカルファイルから対象のリプレイ動画ファイルを選択してください。
3. 高音質(音声サンプリングレート48kHz)に対応しました
これまでのN Airでは、音声サンプリングレートは自動で44.1kHzに設定されていましたが、今回のバージョンから48kHzを選択できるようになりました。設定の[出力]タブにて選択できます。
※配信設定の自動最適化機能(ニコニコヘルプ参照)をご利用の場合、自動で音声サンプリングレート48kHzが選択されます
4. 配信用のネットワーク接続先を選択できるようになりました
複数のネットワーク回線を利用できる状態で、配信専用のネットワークを設定すると、配信の安定化が期待できます。設定の[詳細設定]タブにて、[使用するネットワークインターフェイス(Bind to IP)]の項目から、配信に使用したいネットワークを選択してください。
※「N Air」をすでにインストールしている場合は、再起動時に最新バージョンに更新されます
今後ともニコニコをよろしくお願いいたします。