2007年6月 1日 11:28
ニコニコ宣言とは。 (ようするに版)
本編はきちんとしていて長いのですが、長いときちんと読んでもらえないんじゃないかと思って、要旨だけまとめてみました。
サービスを作るスタッフやユーザーなど、ニコニコに関わってくれている人たちが、 何を目指しているのかわからなくなったときに、思い返すためにでも見てもらえればいいなぁと思ってます。
・面白ければ勝ち
「web2.0は集合知である」とか、人類の知識をデータベース化するだとか、小難しい話をする人たちがいます。
でも、ニコニコは知識やデータといった無機質なものではなく、「ニコニコ」という名前のとおり、感情を動かすサービスでありたいと思っています。
実益になるとか、知識がつくとか、そういうのがあったほうがいいとは思うのですが、何の役にも立たないけど笑えるモノも世の中にはあってもいいと思うのです。
・長けりゃいいってもんじゃない
短歌は、自然や生活や家庭などに人が感じたことをたった31文字に凝縮したものです。
文字数の多寡に関わらず、人間の感情を表した文章である短歌は1000年の後に文化になりました。
そんなわけで、さまざまなモノに対して、感想を残すということは、例え短い一言であっても意味があるのです。
・人が面白いと思うモノ
ネットのサービスというと、コンピューターやサーバの無機質な反応のように感じる人も多いと思います。
ニコニコは、人間同士の感情的なやりとりを紡ぐためのお手伝いをしています。
ニコニコが人と人との会話の仲立ちをすることで、会話を作品としてつくりあげられたらいいなぁと。
2007年6月1日
西村博之
ニコニコ宣言(仮)