6月4日(土)13時30分より、
「監視の"今"を考える
 ~ムスリムとの共生を考えるシンポジウム~」
を生中継いたします。

9.11以降、テロ対策という名目で、
監視のターゲットとされてきた世界中の人々の生活。
中でもイスラム教徒(ムスリム)に対する視線は厳しさを増し、
世界各地での強引な捜査が問題となっています。
日本でもムスリムに対する尾行や監視がなされていたことが、
インターネット上に流出した警察の捜査資料によって判明しました。

シンポジウムの第一部では、
極限まで突き進められた監視の実態を暴露した元CIA職員で、
ロシアに亡命中のエドワード・スノーデン氏に、
国家による監視の現在についてオンラインインタビューを行います。
このインタビューでは、ニコニコユーザーからの質問も紹介します。
スノーデン氏に聞きたい質問を、番組ページメールフォームよりお寄せください。

第二部では、弁護士や識者を招き、
監視の"今"と"これから"について議論します。

[第一部] 13:30~15:00
スノーデン氏 生インタビュー
<コーディネーター>
金昌浩(Changho Kim)
弁護士(日本及びニューヨーク州)。ムスリム違法捜査弁護団団員。東京大学、シカゴ大学卒。
エドワード・スノーデン
CIA、NSA及びDIAの元情報局員。10年近くにわたりテクノロジーとサイバーセキュリティの専門家として職務に従事。2013年、NSAがテロと無関係な数十億の個人情報を収集していたことを暴露。アメリカ政府が監視政策を修正する大きな転換点となった。その献身的な活動に対し各賞を受賞。2013年にはForeign Policy誌のTop Global Thinkersの1人に選ばれた。現在は最新のテクノロジーの利用と発展を通じた人権擁護活動に従事。2014年~「報道の自由基金」理事
ニコニコユーザーからの質問も紹介!
質問は、番組ページのメールフォームよりお寄せください。


[第二部] 15:30~17:00
信教の自由・プライバシーと監視社会
~『テロ』対策を改めて考える~
<コーディネーター>
井桁大介(いげた だいすけ)
弁護士。ムスリム違法捜査事件弁護団メンバー。JCLU会員。早稲田大学、同ロースクール卒。ニューヨーク大学客員研究員。
ベン・ワイズナー (Ben Wizner)
弁護士。ACLUスピーチ・テクノロジープロジェクト理事。スノーデン氏の法律アドバイザーも務める。ニューヨーク大学、ハーバード大学卒。
マリコ・ヒロセ(Mariko Hirose)
弁護士。NYCLUシニアスタッフ。画期的な和解が示されたRaza事件のムスリム側代理人を務める。スタンフォード大学、イエール大学卒。
宮下紘(みやした ひろし)
憲法学者。中央大学総合政策学部准教授。内閣府個人情報保護推進室、ハーバード大学、ブリュッセル自由大学客員研究員などを経て現職。著書に「プライバシー権の復権」「個人情報保護の施策」等。博士(法学)。
青木理(あおき おさむ)
ジャーナリスト、ノンフィクション作家。共同通信社会部、外信部記者等を経てフリーに。テレビ・ラジオのコメンテーターも多数務める。著書に「日本の公安警察」「国策捜査」「青木理の抵抗の視線」等。

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