4月22日(金) 18時より
第36回日本SF大賞贈賞式 生中継
をお送りします。
2月27日、日本SF作家クラブ主催の第36回日本SF大賞選考会が開かれ、『コロンビア・ゼロ 新・航空宇宙軍史』(谷甲州)、『突変』(森岡浩之)が大賞を受賞しました。
また、合わせて、功績賞が生賴範義さんに贈られております。
来たる4月22日、東京都千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで開催される贈賞式の模様を生中継いたします。
司会進行は、日本SF作家クラブ会員でもあります、声優の池澤春菜さんが務めます。
また贈賞式後には受賞者へのインタビューも予定しており、視聴者の皆様からのご質問など募集いたします。
第36回 日本SF大賞
『コロンビア・ゼロ 新・航空宇宙軍史』谷甲州(早川書房)
谷甲州(たに・こうしゅう)
1951年、兵庫県伊丹市生まれ 大阪工業大学工学部土木工学科卒
建設会社勤務を経て「青年海外協力隊」に参加。
派遣先のネパールで書き上げた「137機動旅団」で79年 の第2回奇想天外SF新人賞を受賞してデビュー。以後、93年の『終わりなき索敵』まで〈航空宇宙軍史〉シリーズを次々と刊行する。
「火星鉄道一九」で第18回短編部門、『終わりなき索敵』で第25回長編部門の星雲賞を、それぞれ受賞。他に架空戦記〈覇者の 戦塵〉シリーズ、山岳幻想SF『天を越える旅人』、小松左京との合作による『日本沈没 第二部』(第38回星雲賞受賞)など、作品多数。
ノンSFの山岳小説、冒険小説も手がけ、『遥かなり神々の座』『凍 樹の森』『紫苑の絆』などを発表。96年には山岳小説集『白き嶺の男』で第15回新田次郎文学賞を、2014年に時代小説『加賀開港始末』で第8回舟橋聖一文学賞を受賞している。
2013年、久々の 本格SF『星を創る者たち』(表題作は第45回星雲賞を受賞)を刊行して高い評価を得る。15年には 『コロンビア・ゼロ』で22年ぶりに〈航空宇宙軍史〉シリーズを再開した。
主な受賞歴
1979年 第2回奇想天外SF新人賞 「137機動旅団」
1987年 第18回星雲賞短編部門 「火星鉄道一九」
1994年 第25回星雲賞長編部門 『終わりなき索敵』
2007年 第38回星雲賞長編部門 『日本沈没 第二部』(小松左京と合作)
2013年 第45回星雲賞短編部門 「星を創る者たち」
1996年 第15回新田次郎文学賞 『白き嶺の男』(山岳小説集)
2014年 第8回舟橋聖一文学賞 『加賀開港始末』(時代小説)
『突変』森岡浩之(徳間書店)
森岡浩之(もりおか・ひろゆき)
1962年、兵庫県加東郡滝野町(現・加東市) 生まれ。京都府立大学文学部卒。
91年、「夢の樹が接げたなら」が第17 回ハヤカワSFコンテストに入選、翌年に同作が「SFマガジン」に掲載されてデビュー。
96年、本格SFにしてスペース オペラの〈星界の紋章〉シリーズをスタート。この作品はベストセラーとなり、アニメ化もされた。97年には第28回星雲賞日本長編部門も受賞している。
シリー ズは〈星界の戦旗〉、〈星界の断章〉と書き継がれて継続中。その他の作品に、ファンタジー〈月と炎の 戦記〉シリーズ、SFハードボイルド〈優しい煉獄〉シリーズ、冒険SF『機械どもの荒野』、SF作品集『夢の樹が接げたなら』、SF時代小説『夢のまた夢 決戦!大坂の陣』などがある。14年の『突変』 は本格SFとパニック小説を融合させた力作であった。
主な受賞歴
1991年 第17 回ハヤカワSFコンテト入選「夢の樹が接げたなら」
1996年 〈星界の紋章〉シリーズをスタート。
1997年 第28回星雲賞長編部門 『星界の紋章』
【登壇者】※以下敬称略
谷甲州(第36回 日本SF大賞受賞)
森岡浩之(第36回 日本SF大賞受賞)
牧野修(第36回 日本SF大賞特別賞受賞)
オーライタロー(第36回 日本SF大賞功績賞受賞 故・生賴範義氏 ご子息)
夏野剛(株式会社ドワンゴ 取締役)