いつもニコニコ静画をご利用いただき、ありがとうございます。
niconicoでは、皆さんの投稿コンテンツを活用して、今後のサービス発展につなげるための研究を進めています。その取り組みの一部を「シーグラフアジア2015」において、東京大学 情報理工学系研究科 相澤・山崎研究室との共同研究として展示しています。
展示内容は以下のような研究応用です。
・タグ推定
・セマンティックモーフィング(意味的モーフィング)
・画像特徴からの閲覧数予測
※デモ内容はこちらからご確認ください
これらの研究は、ニコニコ静画のたくさんのデータを用いた機械学習によるもので、皆さんの投稿イラストやタグ、コメント、クリップがなければ実現できなかった研究成果です。
また、niconicoはコンテンツ解析の分野でより多くの研究が進められ、より良いサービスが提供できるよう、研究機関向けにも様々なデータを公開していきたいと考えています。
どんなデータが誰に公開され、どのように使用されるのかについては、皆さんにも大きく関わる部分になりますので、以下にまとめました。
■公開されるデータとは?
ニコニコ静画(イラスト)リサイズ済みデータセット:
・投稿されたイラストの画像データ
(一定のサイズに変更し、二次創作を除いたもの)
・メタデータ (コメント、タグ、閲覧数など)
ニューラルネットワーク学習済みモデル:
・投稿されたイラストのタグを学習したmodelファイル
■どのように使われるの?
イラスト画像の解析において、様々な分野で利用されることを想定しています。
(例)
・イラスト系画像に対する効果的な特徴量の技術研究用
・絵のタッチの解析技術の研究用
・イラスト超解像用学習データとして
・etc...
また、それらの研究において、研究成果の発表論文やデモアプリケーションにおいて、投稿コンテンツが利用される可能性があります。
■どんな人が利用するのでしょうか?
だれでも利用できるわけではなく、大学の研究室や公的研究機関のみが利用できる公開データになります。
不正利用などを防ぐため、利用開始は申請による許可制で、正式に許可された研究機関のみが利用可能になります。
※ニューラルネットワーク学習済みモデルは、研究機関に所属していない研究者でも利用可能です
■どこで公開されるのでしょうか?
nico-opendataサイト(http://nico-opendata.jp)にて公開されます。
■いつから公開されるのでしょうか?
ニコニコ静画(イラスト)リサイズ済みデータセット:
2015年12月上旬より公開(予定)
ニューラルネットワーク学習済みモデル:
2015年11月2日より公開中
具体的なスケジュールはnico-opendataにて。
■投稿コンテンツを研究利用されたくない場合は?
問い合わせフォームよりオプトアウト(許可しない)申請が可能です。
お手数ですが、問い合わせフォームよりオプトアウトしたい旨を記載の上、ご連絡をお願いいたします。
オプトアウト申請はこちらから。
ニコニコヘルプにも、研究利用に関するヘルプ記事を掲載していますので、こちらでもご確認いただけます。
本件に関するお問い合わせは、問い合わせフォームよりご連絡ください。
今後とも、ニコニコ静画を宜しくお願いいたします。
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