ブロマガ発見！僕の私の電子書籍にて
本書『ウロボロス ―警察ヲ裁クハ我ニアリ―』を紹介中！！
龍崎イクオは新宿第二警察署刑事課で検挙率トップの優秀な刑事ですが、パッと見た限りは冴えない天パ青年。そんな彼がキャリア組の女刑事・日比野美月とコンビを組んで事件を解決していきます。美月をはじめとする署の面々は、みんなイクオのことを冴えない根性なしのヘタレのくせになぜか偶然が重なって検挙率が高い、そんな風に捉えています。しかしそんな偶然、あると思いますか？偶然で許されるなら刑事の立場が無いじゃありませんか！そう、実はイクオはイケメンインテリヤクザの段野竜哉と繋がっており、彼から情報をもらっていたのです。竜哉はイクオの捜査に関して、イクオも竜哉の組が摘発されないようにと、互いに有益な情報を交換するわけですね。
往々にしてこういうことをする人たちは自己保身や利益を求めて......という理由ですが、彼らの目的は違います。ふたりは幼い頃、養護施設「まほろば」で柏葉結子という女性に育てられていました。「結子先生」と呼んで本当の家族のように、あるいは初恋の相手として慕っていたふたりですが、雨が降りしきったある日、先生は謎の男に殺されてしまいます。それを目撃したイクオは竜哉とふたりで刑事に訴えますが「君達は何も見てない。何も知らない」「君達のちっぽけな人生を握り潰すことができるのも...警察だよ？」と証言を握り潰されてしまいます。闇へ葬ったのであれば、警察が一枚噛んでいるに違いない。唯一の手がかりは、脅してきた刑事の腕に光っていた金時計。事件の謎を解き明かすため、そして犯人に復讐するため、オモテとウラの世界でそれぞれ生きることを決意して戦います...
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