異端と王道の見事な融合――ガツンと個性の効いたSFを読みたい人には、ぜひチェックしてほしい作品です。

ブロマガ発見!僕の私の電子書籍にて
本書『シドニアの騎士』を紹介中!!
1/15(木)まで1巻無料!

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 弐瓶勉さんといえば、パースペクティブやスケール感に工夫を凝らした絵や、独特の単語・設定が飛び交うダークなSF的世界観などで知られ、海外も含めコアなファンの多いマンガ家さんです。

 筆者もそんな弐瓶ワールドに目がない読者の一人なのですが、今から数年前、弐瓶さんの新連載『シドニアの騎士』1巻を読んだ時、「あれっ?」と心の中で声が出ました。これまでのバンド・デシネのようなハードな絵柄と比べ、ずいぶんと絵がサッパリしていたからです(『ブラム学園!』とかもありますが、ちょっと別物ということで......)。弐瓶さん特有の味わいが残りつつも、とっつきやすい雰囲気があって、漫画やアニメの王道要素である「ロボット」も出てくる――これは新しいファンが生まれるかもしれないなと、本をめくりながら思いました。

 物語の舞台となるのは、奇居子(ガウナ)と呼ばれる生命体が太陽系を滅ぼしてから1000年後の宇宙。人類存亡をかけて宇宙を航海する播種船(はしゅせん)・シドニアの人々と、奇居子との戦いが描かれます。主人公の谷風長道(たにかぜながて)は、死んだ祖父の遺言に従いシドニア社会と断絶された地下で生活をしていたのですが、食料が尽きたことをきっかけに居住区に姿を表し、シドニア艦長の庇護のもと、巨大ヒト型兵器「衛人」の操縦士として奇居子との戦いに身を投じます...

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