2014年11月10日、ニコニコ自作ゲームフェス4の最終選考をKADOKAWA・DWANGOオフィス内にて行いました。今回は、過去最多の応募となる423作品の投稿から、6つの作品を厳選。いずれに賞を与えるかについて、4Gamer副編集長・TAITAI氏の司会のもと、以下の選考委員が議論を交わしました。
・中村光一さん(株式会社スパイク・チュンソフト代表取締役会長)
・浜村弘一さん(KADOKAWA・DWANGO取締役 ゲームメディア担当)
・志倉千代丸さん(株式会社MAGES.代表取締役社長)
ニコニコ自作ゲームフェスは、インターネット上で活躍する自作ゲームクリエイターを応援する企画です。様々な会社の協賛を可能な限り得て、複数の賞を設けることで自作ゲームに多様な軸からの評価を与え、様々なクリエイターの励みになることを意図しています。この大賞もまた、そんな多様な評価軸の一つとして設定されたものです。
しかし、選考をするからには、ゲーム業界で大きな業績を上げてきた審査員の方々に、本気で推していただける作品を選んでもらいました。全ての候補作を遊んだ上で5時間近くにわたる議論を行っていただき、大賞となる1作を選びました。ただし、自作ゲームの文化は、ユーザーの反応を見ながら継続的に直していく文化でもあります。その点を踏まえて、今回の選考では完成度よりも、そのゲームが本質的にもつ可能性を評価する方向で審査を行っています。
また、この選考はゲーム業界の第一人者たちによる、具体的なゲームの話題を通じての貴重な意見やノウハウをたっぷりと聞ける場でもありました。そこで、クリエイター応援プロジェクトとしての本義を踏まえて後日、今回の審査で交わされた議論を4Gamer.netにて全文公開いたします。
中村光一氏による往年の名作ゲーム開発時のエピソードや、志倉千代丸氏のアドベンチャーゲームへの考え方、浜村弘一氏の語るファミ通のレビューの考え方など、様々な貴重な話題を伺いながらの議論は、ゲームクリエイターのみならず、ゲームファンやゲーム研究者の方などにも必読の資料となるはずです。掲載をご快諾くださった選考委員の皆さまに深く感謝いたします。
今回の選考結果については、大賞・協力団体さまの賞も含めて、すべての賞を11/30(日)にニコニコインフォにて、記事の形式で発表します。
それでは、以下に最終候補に選ばれた6作品をご紹介します。
どの作品が大賞の栄冠に輝くのか?――11/30の発表をお楽しみに!
それまでにぜひ、全作品を発表までに遊んでみてください。
ニコニコ自作ゲームフェスは、「ゲームを作るひと」「遊ぶひと」「二次創作をするひと」をつなぎ、個人で作ったゲームがもっと多くのひとにプレイされるようになることを目指すお祭りです。