芸能界に巻き起こる数々の事件に、駆け出しアイドル三人組の名推理が冴えわたる。
ブロマガ発見！僕の私の電子書籍にて
本書『なんてっ探偵・アイドル』を紹介中！！
探偵＋アイドルというかなり強引な設定ながら、2000年から始まり足かけ４年、全18巻に至る連載となった『なんてっ探偵・アイドル』。この長期連載を支えたのは、かの井上敏樹氏の丁寧なプロットに、北崎拓氏のしっかりした構成力と画力、そしてその微妙に古めかしくもわかりやすい設定にあると思う。
「歌は世につれ世は歌につれ」と言うが、アイドルもまた世相を映す。80年代から90年代、さらに現在のアイドルに至るまで比べれば、実に時代を感じさせるものがある。その意味で『なんてっ探偵・アイドル』に登場する90年代的アイドル像は、2014年の今から見るとかなり時代遅れの感が否めない。
まあ実のところ、『なんてっ探偵・アイドル』の連載当時からして、すでにこうしたアイドルの有り様は古かったし、実際にありえるものでもなかった。しかし、それがかえっておっさんの心を掴んで離さず...
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