『球場ラヴァーズ』は、野球のことなど全くしらなかった女子高生が、東京ドームの外野席で"人探し"をするところからスタートする「野球観戦初級者」マンガです。
【あらすじ】------------------
主人公の実央が迷い込んだのは、巨人VS広島のレフトスタンド。そこには一面真っ赤に染まった熱気と喧騒が広がっていた。
野球というスポーツの存在は知っていても、プロ野球観戦のやり方などは全く知らない素人の実央は、その空間に戸惑うばかり。
そんな彼女が、同じ女性2人と意気投合し、プロ野球観戦を学んでいく異色のストーリー。
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実在する選手名などが、時に群集の野次、時に応援歌としてバシバシでてくる様は、カープファンならずとも、プロ野球ファンは絶対に読んでおいて欲しい1冊です。
はっきり言って、第一巻が書かれた頃のカープは、横浜ベイスターズと毎年最下位を争う時代のもの。エースは現在ヤンキースに居る黒田。前田はマエケンではなく昨年引退した前田智徳のことでした。
もってこーいもってこーい ひーがしで。
「なんで赤の他人のプレーをそんなに真剣に応援する気になれるのか」
「自分に関係ない人間がやってる野球に必死になるなんて偽善者みたい」
学校で酷いいじめに合っている実央は、暗い自分の生活と照らしあわせて不思議がります。
2014年シーズン、4/23時点で首位を走る現在のカープからは想像出来ないかもしれませんが、コミック1巻当時のカープは赤ヘル軍団の脅威も薄れた、優勝は遠い球団でした。
戦後の広島は、70年草木も生えないと言われた状況に、プロ野球球団という希望を与え続けた―。
広島カープを振り返る老夫婦に強いだの弱いだのは関係ない―。
でも選手のエラーには厳しい―。
そんな愛するべき球団と球団ファンのすがたが描かれた、野球ファンなら読んで涙ぐむことまちがいなしのコミックスです。
描いているのはアニメーターとして知らない人はいない石田敦子!!
このマンガに出てくるようなカープ女子が、現実にメディアに取りあげられる昨今、カープ女子になりたい方も必読です!
◆球場ラヴァーズ 私が野球に行く理由 1巻
私、松田実央。16歳の高校生。ひどい事をしてしまった私を逆に励ましてくれた名も知らぬ「赤い帽子の人」に、もう一度会いたい......。東京ドームや神宮球場や横浜スタジアムや西武ドームのビジター外野席で熱心に「Cマークの赤い帽子」を被って声援を送るのは、皆さん、心優しき人々......熱狂的「赤ヘルファン」の著者が描く、野球素人・実央の広島カープ応援ライフ開幕!タテジマユニフォームもジャビット君もオレ流監督もハマの番長も、ダルもマー君もムネリンもT-オカダさんも、ご自分の贔屓のチームだけでなく、球場内にいるすべての野球を愛する人たちに、ぜひ読んでいただきたいヒューマン漫画です。もちろん、野球に素人の人でも楽しめます!これぞ、「野球をしない野球漫画」???(ちなみに、広島カープ応援漫画でありながら、舞台は東京や横浜や所沢ばかりです。つまり、「敵地」で戦う赤い軍団を愛する人々を描いているのです)
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