4月より本格的な3DCGアニメとしてロボ好きのSFファンからも注目の高い
『シドニアの騎士』。
『BLAME!』の弐瓶勉が月刊アフタヌーンにて連載している原作は
現在12巻まで発売中。


【作品解説】
太陽系が奇居子(ガウナ)と呼ばれる、対話不能の謎の生命体によって破壊されてから1000年。人類は種の繁栄のため巨大な恒星間宇宙船(播種船)へと乗り込み宇宙を旅することを決めた。

本作はそんな大型宇宙船「シドニア」を舞台とした、骨太の本格SFマンガである。

主人公たちは対奇居子(ガウナ)兵器であるロボット「衛人」を操る操縦士。遺伝子操作を施され、食事の代わりに光合成を行うなど独自の進化を遂げた人類の中にあって、シドニアの最下層部で祖父とふたりきりで過ごしていた主人公・谷風長道が、食料の備蓄が尽き上層部へと顔を出したところから、物語は始まる。

様々な出来事を経て、「衛人」に乗り込んで出陣することになっていく展開は、まさに王道のストーリー。また、圧倒的な力を持つ敵に次々と操縦士が殺されたり、シドニア本体の急な静動により停重力発生時に安全帯(シートベルト的なもの)の設置を怠っていたメンバーが次々に壁にたたきつけられ死んでいく様など、宇宙モノの持つ死と隣合わせの緊張感が画面から伝わってくる。

序盤のシビアな展開から、中盤以降、マスコット的なキャラクターの登場により、一気に物語が緩み、キャラクター同士の恋愛模様が描かれたり、登場人物の生い立ちなどにもスポットがあてられる緩やかな展開は、いわば学園ラブコメそのものでもある。

ちなみに、単行本11巻の帯には同人マークが付けられており、常識範囲内の二次創作についても応援する立場を表明した作品でもある。


◆【30ページ無料】シドニアの騎士 1巻
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対話不能の異生物・ガウナ(奇居子)に太陽系を破壊されて千年。人類の繁殖と生産を維持しながら宇宙を旅する、巨大なる播種船・シドニア。シドニアの最下層で育った青年・谷風長道(たにかぜ・ながて)は、衛人(モリト)と呼ばれる大型兵器の訓練生となり、歴史的名機・継衛(ツグモリ)への搭乗を許される。長道の命を賭(と)した戦いが今ここに幕を開ける!


最新12巻では、作中に機内の男女人気投票が行われるなど、ちょっとしたサービス回でもある。

◆シドニアの騎士 12巻
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人類は宇宙船シドニアで、太陽系さえ滅ぼした強大な異生物ガウナとの戦いを続けている。谷風長道らエース操縦士たちは、灼熱の恒星への物資輸送を命じられた。最新鋭戦艦「水城」での航行と、補給が得られない状況での戦い。何を運ぶのかも知らされないまま、ガウナの分布さえ不明な宙域へ進む。そこで待ち受ける未曾有の事態とは!?
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2014年 春アニメの原作はここでチェック!!
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