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ニコニコアプリ『Wizardry Online』にて、
7月14日(火)より、身分を問わず、誰からも愛される......
夏に相応しい、ホウライ大陸からの彩り。
「ユカタ スタイル」アバターが登場します。
今回、登場する「ユカタ スタイル」はホウライ大陸から伝わった
「ユカタ」を稀代の服飾デザイナー「クリスティン・ビュール」が
再現させたという逸品です。
従来のユカタとは一風変わったテイストにはなっているものの、
ユカタの持つ可憐さはそのままに。
今夏、アザルス大陸で実施される夏の催しにも、
このユカタは華麗に冒険者を飾ることでしょう。
汗と血にまみれた甲冑から清楚可憐なユカタに着替えたあなたは、
街行く冒険者から夏の視線を独り占め。
――「ユカタ スタイル」は今夏、あなたの手に。
ご好評のアバター設定はこちら！
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◆「ユカタ スタイル」アバター設定
「ホウライ大陸から数百年ぶりに商業船がやってきた」
その噂だけでイルファーロの港には大勢の民が溢れかえった。
魔物が跋扈する海に船が出せなくなり、隣のアルラスシュタン大陸との交流も途絶えて久しいイルファーロは衰退の一途を辿っていたが、この時は大いなる賑いを見せたのだ。
噂通り、ディメント王国海軍の駆逐艦に曳航されてホウライ大陸の商業船がイルファーロに寄港した。
その船体には大穴が穿たれ、マストも折れている・・・ここまで来る壮絶さを物語る痛々しさであったが、港は歓声に包まれた。
なんと、船首に立つ目々麗しい美しきホウライ大陸の女性が手を振り、それにディメントの、いや、アザルス大陸の民が呼応したのだ。
女性は深々と頭を垂れ、ホウライ式の「お礼」を表す仕草をすると、他の船員共々イルファーロの地に降り立った。
「遭難しているところを助けて頂いた上、このように盛大な歓迎を頂けたことを心よりお礼申し上げます」
たどたどしい共通言語だったがその凛とした声色に民は大いに沸き立った。
女性の名はサキエ。
なんと船長にして、この商船の頭であった。
アザルス大陸でもホウライ大陸でも「海は母なり」という慣習があり、海に女性が出ると嫉妬されて海原が荒れてしまうという言い伝えがあるため、女性が船員にいることは忌避される。ましてや船長とは珍しいことだ。
「せっかく商材も多く載せておりますし、どうぞお買い求めくださいませ」
サキエ船長は次々にホウライ大陸の貴重な品を並べ、イルファーロの港はバザーの雰囲気になった。
そこには民や冒険者はもとより、王族や貴族、果ての地クォパティ法制院の司教達やハーサント連邦の技術者たちもが訪れ、競うようにしてホウライの品を買い求めた。
しかし、それらの品には目もくれず、サキエ船長に元に一直線に駆け寄り、彼女が来ているホウライの衣装に釘付けになっている者がいた。服飾デザイナー「クリスティン・ビュール」女史だ。
「ねぇちょっとあなた、この衣装はなんという名前？」
「素晴らしい手触りだわ！ 素材はなに？」
「この縫製の仕方は！？」
「どうやって染色しているの！！」
矢次に質問するクリスティン・ビュール女史に真摯に対応するサキエ船長だったが、彼女は服飾の専門家ではないため、その知識は限られたものだった。
「どうやら作るしかないようね・・・アザルスのユカタというものを」
難破した商船から始まった空前の「ホウライブーム」に加え、稀代の服飾デザイナー「クリスティン・ビュール」が手がけた最高の一品、それが今夏のアザルス大陸を席巻している「ユカタ スタイル」である。
ユカタとはホウライ大陸の言葉でバスローブを意味し、柄によって様々な意味を持つ。
今作はアザルス大陸産のコットン（木綿）を用い、ホウライ産より薄手で通気性の良い布を制作し、ハバレフ地方の染色技術を用いた素晴らしい出来でありながらも安価で入手可能なため、多くの人々が愛用している。
本作はディメント王にも献上され、私室ではご着用なされているという話もある。
身分を問わず、誰もが愛する「ユカタ スタイル」
是非、今夏、あなたの手に。
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