『Wizardry Online』に新たな上級職「錬金術師」が登場!

2015年5月26日

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ニコニコアプリ『Wizardry Online』にて、本日5月26日(火)より
待望の新職業「錬金術師」、そして「錬金術師」をモチーフとした
新アバター「エリクシールサーチャー」が登場します。

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■「錬金術師」とは

ハーサント連邦で生まれた職業である「錬金術師」は、化学的手段を用いて卑金属から貴金属を精錬する職業であった。
今では金属に限らず様々な物質や、人間の肉体や魂をも対象として、それらをより完全な存在に錬成する試みを行うのが錬金術師の広義である。

神への信仰と魔法を重んじるクォパティ法制院からすると、超現実主義の科学で織りなす錬金術とは「神に唾する愚か者の所業」であり、忌み嫌われている。

だが、そんな錬金術は試行の過程で様々な産物を産んだ。それを用いて冒険者として生計を立てるものも多い。彼らは研究と結果がすべてであり、その研究費を稼ぐために冒険者になったという者も数知れない。

冷静で現実主義な彼ら錬金術師は、粗暴な冒険者たちからすると異質で場違いな存在だ。しかし、彼らの創りだす薬品は幾度と無く冒険の助けになるだろう。


そして新職業「錬金術師」の登場にあわせて、禁忌とされる「生命創造」を追い求める......「エリクシールサーチャー」と呼ばれる錬金術師たちの衣装がマジックスフィアから登場します。

着用により、クォパティ法制院の暗殺者集団からの襲撃を受けるリスクが生じる恐れもありますが、真理を追い求める錬金術師には、これ以上ないと言っても過言ではない相応しい衣装となることでしょう。もれなく研究に勤しむ冒険者を優しくサポートする眼鏡も付属いたします。この機会にぜひお買い求めください!

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◆エリクシールサーチャー

【魂を想像する錬金術師たち】
錬金術を極めんとする者たちの中には、生命の創造......魂をも人の手で創りだすことが錬金術の究極であるとする者たちがいる。彼らは「エリクシールサーチャー」と呼ばれ、かつて創造神アヴルールが行った生命創造を自らの手で行うことを最終目的としている最高位の錬金術師である。

エリクシールとは古代の言葉で「神の杯」を意味し、これは生命創造の要とされている「賢者の石」をも意味している。現代の言葉に置き換えると「賢者の石を探求する者」となるだろう。


【神と科学の対立】
クォパティ法制院は「創造神を真似て、みだりに魂の循環から外れた命を生み出す所業はこの世の均衡を脅かす蛮行であり、決して許されるものではない」とし、闇天使召喚の禁呪同様、生命創造の錬金術も死罪に値する禁忌としている。

しかし錬金術師の多くがそうであるように、エリクシールサーチャーたちはかなりの現実主義であり、生命創造を禁忌としたクォパティ法制院に対し、毅然とした態度で声明を出した。

「見たこともない空想の存在である神という幻を信奉し、自分たちの都合と価値観を信奉していない他者にまで押し付け、一方的に死罪などと他者の命を奪う行為こそが蛮行であり、生命の神秘を科学的に解き明かす我々こそが、人類の未来に必要な存在であることは疑う余地もないことだ」

こうしたエリクシールサーチャーたちの態度にクォパティ法制院は激怒し、全てのエリクシールサーチャーは万死に値するとした。

これ以降クォパティ法制院の「真紅の審判者」と呼ばれる暗殺部隊が、神の名のもとにエリクシールサーチャーたちを葬るため、ハーサント連邦領内にも多数潜伏していると言われている。

だが、命を狙われているはずのエリクシールサーチャー達は、そんなことよりも生命創造のために必要不可欠と言われている「賢者の石」を追い求めることのほうが重要で、暗殺者の存在など気にしていないようだ。それは彼らが最上位の錬金術師で、どんな相手でも撃退できる実力があるからであるが......。

【エリクシールサーチャーたちの冒険】
クォパティの殺し屋たちから逃れつつ、賢者の石の探求も行え、研究費も稼げるということで、冒険者となるエリクシールサーチャーは多い。事実、彼らの創りだす薬品や錬金術は冒険でとても役立つため、歓迎されている節もある。

錬金術の祖、テオフラストゥスが残した錬金レシピを習得したエリクシールサーチャーたちの作り出す薬品や治癒薬は、とても効果が安定しているため、魔法より重宝されることがある。

魔法は術者の魔力や気分などにも効果が左右されるため、一定の効果が得られなかったり、余分過ぎる出力で放たれた攻撃魔法が味方にも損害を与えることもある。これを制御するために詠唱呪文があるのだが、それでも効果は術者次第、装備している魔法増幅効果のある品次第、と言われている。

だが、錬金術で生み出される品々はいつでもどこでも誰が用いても、効果が一定である。また、魔力がない者でも使用できる。つまり冒険者だけではなく一般の人々にも重宝される品なのだ。そのため、冒険の途中で訪れた村では物々交換で錬金術の品々は高値がついたり、多くの恩恵を冒険仲間に与えてくれる事にもなるだろう。


【賢者の石を追い求めて】
賢者の石。
それは名の示す通り石なのか、粉なのか、液体なのか......実は誰一人として知らない。全ての錬金術の祖であるテオフラストゥスは生命創造に成功し、人造の魂を持つ人間「ホムンクルス」を創り出し、賢者の石も持っていたとされているが、それは伝承されなかったのだ。

エリクシールサーチャーたちは「自分こそが最初に賢者の石を作り、生命創造を行った錬金術師だ」と名乗りを上げるために、今も冒険し、探求し、研究している。

そんなエリクシールサーチャーたちの弛まぬ努力と社会貢献に敬意を表し、ハーサント連邦議長が贈ったのがこの服装である。
デザインは、錬金術の祖テオフラストゥスが纏っていたとされる高位錬金術師の正装を復刻したもので、冒険でも研究でも着用できる機能的なデザインに鳴っている。

今回販売するのは、その名もズバリ「エリクシールサーチャー」で、上記のレプリカである。胸元にあると言われている「太陽の月」と呼ばれる宝石がないこと以外は、本物と見間違えるであろうクオリティだ。


注) このエリクシールサーチャーを着用すると、場合によってはクォパティ法制院の暗殺者に命を狙われる可能性がございますが、当社では一切の責任を負いませんことをご了承下さい。


【番外編①:テオフラストゥスの伝説】
「一晩の宿の礼にと粉を取り出し石炭に振りかけたところこれが金になった」
「病に伏した人に粉をふりかけると、たちどころに健康にした」
など、諸国を巡り数々の伝説を残している錬金術の祖テオフラストゥスは、常にアゾットと呼ばれる剣を身につけていたと言われている(杖という説もある)。

彼が所持していたという「賢者の石」もその剣(杖)に喰められていたという話や「粉末だった」「液体だった」と、彼の伝説と同じ数だけ違う話にあふれている。

彼が残した錬金術のレシピの中でもポピュラーな「テオ兄さんの3分レシピ」「テオの愛され錬金術」「テオテオあるけみぃ」は、全ての錬金術師のバイブルとなっている。もし今もテオフラストゥスが生きていたとすれば「こんなタイトルでレシピを残しておくんじゃなかった」と猛烈に後悔していることだろう......。

そんなテオフラストゥスの行った奇跡にも近い錬金にまつわる伝説は多くの口伝や文献が残されている。だが、どこにも彼の容姿についての記述がない。

どこから来たのか。どこに行ったのか。どれくらいの年齢だったのか......そもそも文献の作られた期間が軽く数百年にも渡っているため、一体いつの時代に人物なのかも特定できていない。

謎多き錬金術師テオフラストゥスと賢者の石。その謎こそがエリクシールサーチャー達を駆り立てているのかもしれない。


【番外編②:ジェルマン枢機卿の伝説】
クォパティ法制院の枢機卿であるジェルマンは、敬虔なアヴルール神信者であった。
神に唾する錬金術を忌み嫌い、科学や化学も否定してきた。エリクシールサーチャー排除論の急先鋒といえば彼だと言っても過言ではない。

そんな彼も寄る年月には勝てず、老衰で床に伏せていた。

口やかましくわがままな老人であったジェルマン枢機卿の館からは使用人がどんどん減っていき、ついには誰一人館には残らなかった。

来客もなく、寂しい大きな館の大きなベッドで神に召されるのを待つばかりだったジェルマン枢機卿......そこに現れたのは、錬金術の祖テオフラストゥスだった。

テオフラストゥスは身動きすることもままならないジェルマン枢機卿に、様々な試薬を投入した。そんな彼の蛮行を止めようにも、ジェルマン枢機卿にはまったく力がなく、館に使用人も残っていなかった。

あるとき、ジェルマン枢機卿が随分と体調が良いことに気がついた。
皺くちゃだった肌が若返ったような気もする。

「実験は成功ですとも、えぇ。おめでとうございます枢機卿。これで貴殿はふたつのことを得たのですからなぁ」

死にかけの老人を錬金術の実験体にしたテオフラストゥスは、まったく臆すること無く言った。

「一つは錬金術がまやかしではないということを、身を持って体験できたこと。それは死にかけていたあなたが見事に立ち上がるまで回復したことで証明できたでしょうとも、えぇ」

確かにジェルマンはベッドから自力で起き上がることも出来たし、調子に乗って跳ねることも出来た。なにより驚いたのは鏡に写る自分の姿がまるで20代の青年のように若々しかったことだ。

若くなった自分の姿に恍惚とするジェルマンだったが、背後に忍び寄ってきたテオフラストゥスのナイフで首をえぐられた。
喉がバックリ開いて息することも声を上げることも出来ず鮮血にまみれたが、すぐに傷がふさがった。

「もう一つは若返りの実験、あ、いえ、治療の副産物でして。端的にいうとあなたは不老不死になったのです。きっと首を落とされても灰にされても、あなたの肉体は瞬く間もなく蘇生することでしょうなぁ。いやはや、神というものがあるのであれば魂を輪廻転生させないあなたは異物であり、排除すべき害悪ということになるのでしょうけど、まぁ、面白おかしく永遠の時間と若さをお楽しみ下さい。えぇ」

この物語はクォパティ法制院が「現実ではない」と否定しているが、錬金術師達の間では「本当の話」と言われている。

もしも本当にジェルマン枢機卿が若い姿のまま、悠久の時を過ごし続けているのであれば、錬金術についてどう思っているのか是非訪ねたいところである。

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詳しくはニコニコアプリ『Wizardry Online』公式サイトからご確認くださいませ。


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