ニコニコ自作ゲームフェス4の受賞作品が決定しました! 大賞・企業賞・敢闘賞を一挙掲載します。すべて無料で今すぐ遊べますので、ぜひ動画をチェックしてみてください!

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ニコニコ自作ゲームフェスは、「ゲームを作るひと」「遊ぶひと」「二次創作をするひと」をつなぎ、個人で作ったゲームがもっと多くのひとにプレイされるようになることを目指すお祭りです。


423作品という沢山の中から厳選された各賞をご紹介します!

どの作品も動画説明文に記載してあるURLでダウンロードしてすぐ遊ぶことが可能です。是非、お気に入りのゲームを見つけて遊んでみてください。

大賞・選考委員特別賞・大賞最終候補には選考委員の方々の講評が寄せられています。


選考委員:
・中村光一(株式会社スパイク・チュンソフト代表取締役会長)
・浜村弘一(KADOKAWA・DWANGO取締役 ゲームメディア担当)
・志倉千代丸(株式会社MAGES.代表取締役社長)

大賞


『Hero and Daughter』 tachiさん作



中村講評

勇者はレベル1に戻されて、そのまま固定。その代わりに可愛い女の子たちを召還して、ハーレムなパーティーで冒険するという設定。その笑えるシナリオは最高!ゲームバランス・キャラクター・サウンドともに十分なクオリティー。私はこのタイトルから始めたのですが、もうあまりに面白くて、私のツボに刺さりまくりで、大笑いしながらプレイしました。こんなに続きがやりたくて仕方ないゲームは久しぶりでした。中村光一個人としては、ぜひ一緒に仕事をしたいと思いました。すごくセンスがよいです。総合得点は9点にします。文句なしに大賞候補です。本当なら10点でもいいのですが、ここまで笑わせてもらえるなら、戦闘シーンにおいても笑いの要素を入れてほしかったですね。なにせ一番遭遇するシーンですから。
浜村講評
個性豊かな女の子たちを集めて、そして育てる。そのシンプルな楽しさにハマる。その楽しさが、ダンジョンに入って、武器、防具を集めることに、しっかりとモティベーションをキープさせてくれる。語り口の軽妙さもポイント。
志倉講評
元々勇者であり世界を救っている設定。その他会話も全般的にテンポ良く面白い。世界がゲームである事に気付いているような意味深な言葉や、要所要所メタ発言が飛び出すあたりの演出もゲームファンはニヤリ。テキストウィンドウ内のキャラフェイスは表情差分などもあり〇。経験値やアクセサリーなどの『貢ぎ』行為も「主人公がレベル1固定」というハードな設定のお陰でシステムとして面白い味付けになっている。召還出来る女子キャラバリエーションの豊富さも、コレクション欲をくすぐり、ゲームを続けるモチベーションに大きく貢献しているが、レベルアップやアクセサリーを貢いだ時にルックスが変化しないのが残念。


選考委員特別賞


【中村光一賞】
『Hero and Daughter』 tachiさん作


【浜村弘一賞】
『魔法の線陣』 レゴさん作


中村講評
一見地味ですが、凄くちゃんと考えられて、練りこまれています。ちょっとわかりにくいなぁ~と思いながら始めましたが、気がついたらすっかりハマっていました。不気味なBGMと効果音が、独特の世界観を演出しています。うちのワンコが、すっかり大人しくなって、聞き入っていました。最初はちょっとわかりづらいのですが、ルールがわかると実によく練りこまれていて、気がつくと時間が経っています。難しめのパズルが好きな人なら、きっとハマると思います。 残念なのは、画面が小さいので仕方ないのですが、マイキャラと敵キャラの見分けが付きにくい...とか、smallで飛び越せる敵なのかどうなのかとかが、画面横の拡大情報からじゃないとわからなかったことです。画面情報をもっと分かりやすくて親しみやすいものにしたら、多くの人に受け入れられるのではないでしょうか。
浜村講評
新規性に富んだゲームデザイン。それでいてルールはシンプルでわかりやすい。また戦略性にも富んでおり、ついつい続けてしまう中毒性を備えている。
志倉講評
チュートリアルも無い状態で、急に目の前に敵が居る緊迫のシーンへ!このハードな導入には参りました。敵の行動はタイプにごとに決められているものの鼓動や吐息、さらには音の方向など、注意すべきポイントも多く難易度は高め。ただ敵が確立された思考ルーチンの上で行動している為、攻略パターンが見えてくると実況向きな"魅せプレイ"が可能なのかも。3人のヒロインの特性と、星・太陽・月の状況ごとに攻略方法が変わるので、使いこなせるようになるにはかなりのトライ&エラーが必要。その時点で挫折してしまう人がいるかも。


【志倉千代丸賞】
『コクラセ』 galantiさん作


中村講評
2Dのマップ上で複数のキャラクターを同時に操りながら、「コトノハ」システムを駆使して進めていくというドラマ、楽しかったです。世界観のベースとなっている独特のキャラクターも素敵でした。今回の候補で、最も素人が作った作品ならではの「光る原石」のようなところがあるタイトルでした。「気になる女子に告白をする」という目的や、学校という設定。なんだか不必要に広いマップ。投げ出された難易度など......。
ただ、難易度については、やはり気になりました。最初は(たぶん)ちゃんとバランス調整されていて、なんとか進めることができました。とはいえ、ユーザー視点だと、ちょっと厳しいかもしれません。作り手視点で「答はこうなるよなぁ~」と考えて、なんとか進めました。

ただ、むしろ気になったのは、一回目のプレイではほぼクリア不可能に近い難易度に、急に変わるポイントがあることです。もちろん、難易度そのものが高いことは作り手の主義主張なので、いいと思います。しかし急激に、勝手に難易度を変えてしまうのは、よろしくないと思います。こういうときは、「こういう風に変わっていきますよぉ~」みたいな感じを、少しずつにおわせる設定を作るのが必要です。
正直に言います。実はドワンゴの担当者から「解」をもらってはいたのですが、それを少し追ってみて、私はそこでやめてしまいました。

浜村講評
ゲームシステムとしては、なかなかに個性的。ザッピングをさせながら、物語を楽しませるアイデアは悪くないと思う。
志倉講評
飛び込んで来る事件はとても小さく、成功した時の報酬は宿題という圧倒的に可愛いスケールの作品。『合言葉でのやりとり』『自分の中で考えをまとめる』などに使える『コトノハ』はとても汎用的に使える良いシステムで、これがまた厨二心をくすぐる。さらにこのゲームの最大の特徴とも言える『ヒトカエ』は物語を立体的に描き出す効果があり、それぞれの立場でフラグを立てていく楽しさが〇。まるで華麗なる秘密探偵グループを彩るような軽快な音楽は、事件規模とのミスマッチも含め逆にアクセントになっていて、気分を盛り上げてくれる。

大賞最終候補ノミネート

『ヒカリヲアビタイ』 "よしさん"さん作


中村講評
ちゃんと評価しようとすると、かなりの時間を要すると判断しました。このゲームはテラリアやマインクラフトと比較して評価すべきなのですが、私は二つのゲームを十分にプレイして、理解しているとはいえません。 よって、私の立場は完全ニュートラルとし、他の二人の意見に従ずるという形にさせてください。評価は、他の二人の平均値でお願いします。
浜村講評
SFテイストのサンドボックスゲーム。取る、加工する、使うの基本的な流れが、独自の世界観でしっかりと構築されている。欲を言えば、もう少し操作性が良ければな。
志倉講評
マインクラフトでもなく、テラリアでもなく、海原川瀬でもなく、もちろんメトロイドでもない新しい作品。サンドボックス型のゲームとしては敵キャラも多く、空中ブランコのようなギミックも含めアクション性はかなり高め。ワイワイガヤガヤとマルチプレイでの対戦や、超巨大生物との戦いなどは賑やかで楽しい。また最初にチュートリアルもありとても丁寧な作り。ただ、サンドボックスゲームとしての面白さは、操作性というか手触り感みたいな部分が何より重要で、そういう意味でのサクサクはもう一つか。もちろん慣れもあると思うけど、特にブロック選択の当たり判定はちょっとシビア。

『脱出ゲーム 「脱出4コマ・アンタルチカ」』 足立工業さん作


中村講評
4コマ漫画の内容を書き換える(?)ことで、グッドストーリーに導くというアイデアは素敵ですし、また分かりやすいルールだと思います。素敵なグラフィックと世界観、そしてシナリオで、簡単に入り込めます。 ......ところが、いざ解き始めると意外に難しい。最初のパートから、つまってしまいました。特に、謎の設定に無理があります。別にそのロープはそこにある必要ないじゃん......とか、なんでそのコンセントケーブルがそこにあるの? という感じになってしまい、結局は画面に向って、トントンと色々なところをタップしまくるという感じになりました。大本のアイデアはとても良いと思うので、謎の設定の仕方にもう一工夫欲しいです。 あと、今、ダメになっている状態(穴に落ちているとか、転びそうとか)からちゃんとした状態に戻してあげるというのは、結果として完成された4コマ漫画が想像できてしまい、つまらないものになってしまうのも残念です。エンターテインメント性という意味では、完成された4コマが、まったく想像できなかった面白い結果になるように、全体として設計する方がいいでしょう。
浜村講評
4コマ漫画形式で脱出ゲームを作るというアイデア自体が、とても新鮮。一話完結なので、飽きが来ない作りになっている。グラフィックのセンスも良く、ストーリーとしても笑えて、少し泣ける。とても完成度の高い作品だと感じます。
志倉講評
これはもうインディーズゲームじゃないでしょう。各種設定、グラフィック、音楽、UI、操作性その他どれをとっても逆に出来過ぎていて可愛げが無いレベル。あ、もちろん良い意味で(笑)。まず4コマ漫画という設定がナイス。いちいちタイムマシンに乗って過去へ行かなくてもコマを巻き戻せば良いのですから、このアイデアは素晴らしいです。なにより時間を操作する物語の描き方として新しい。システム的には古き良きADVゲームを思い出す仕様。フラグを立てるとリアルタイムにどこかのコマが変化するので、間違い探し的な要素も楽しめます。

『瞳の中のアビス』 artifactsさん作


中村講評
サウンドノベルに通ずる読み物で、その深く考えさせられるシナリオが素敵でした。効果音の選定やタイミングなども雰囲気を出すのにぴったりな使い方です。彼女の病気を魔女に治してもらうため山奥に......という出だしも、ちょっと「かまいたち」を連想させるような吹雪でスタートして、すっと引き込まれました。 ただ、横の2Dマップとキャラ劇が、シナリオとマッチしていません。むしろ雰囲気のあるちゃんとした、一枚絵を添える方が味のある読み物としての完成度が高まると感じました。このビジュアルが内容に活かされていれば、と思います。あと、序盤の時間経過の表現には、もう少し工夫が必要だと思います。 総合得点は5点でしょうか。なんらかのゲーム性が欲しかったです。そういう意味で、ボリューム不足に思いました。
浜村講評
ホラーテイストの物語に、思わず引き込まれました。画面をスクロールさせて、物語を読ませるという形式は、おもしろいアイデアだと思います。ただ、これ、ゲームなのでしょうか?
志倉講評
一見ゲームにも見えるのでチビキャラを操作する気満々で臨みましたが最後まで完全なるノベルでした。物語は全体を通じてとても詞的で、さながら異国の王道ファンタジーの様相。効果音や画面エフェクトで「ドキっ!」と驚かすようなシーンは抑えめだけど、逆に深層心理に訴えかけるような怖さが在る。精神的に影響力の強い童話の世界が、現実の世界へ何らかの影響を及ぼす可能性は充分に高く、それを考えるとますます怖くなってきます。この世には『作者不明』の作品も多くありますからね......。


各協賛賞

自作ゲームを応援する各企業が選考した賞です。それぞれの賞品が贈られます。
講評は各企業担当者によるものです。


【ゲームマーケット賞努力賞】
『ラストフォー(カルテット(旧))』 A1さん作

トランプを兵に見立てて闘うシンプルなルールだが、強化や場所での駆け引きなど見た目とは裏腹に強い戦略性を持った駆け引きのゲーム。かなりシビアにリソース管理のセンスが問われ、中毒性が強い。ネットで楽しむ上では、伏せ札が多いので見ているだけではわからないところだけがちょっと惜しい。


【アイデア賞】
『オレ魔王と勇者オマエラ』 貞子♂さん作

ゲームマスター=魔王VS数人のプレイヤー=勇者という形式のボードゲーム。ニコ生を前提にしており、鉛筆、サイコロ不要、シンプル、多人数、途中参加OKでコメントだけで参加できるという設計思想自体が大変チャレンジング。ニコ生でプレイしたい。


【ツクール賞】
『Hero and Daughter』 tachiさん作

個性あふれる女の子たちが非常に魅力的で、ゲームバランスがとれた秀作だと思います。
やりこみ要素があり、ゲームの難易度もほどよく感じられ、没入しやすいゲームになっています。
主人公と女の子たちの会話も面白く、それぞれの個性とあいまって、プレイヤーを飽きさせないネタが豊富に放り込まれています。
ハーレム要素、召喚要素などが、ゲーム実況と相性がよく、各実況も楽しめました。
ツクールの各機能(スクリプト等)を十分に使用しているところも評価ポイントです。


【IGDA日本賞】
『脱出4コマ アンタルチカ』 足立工業さん作

往年の「コミックスゾーン」のフォーマットを思い起こさせつつも、コマの展開自体を変化させる発想の転換に好感を持ちました。


【夜のねとらぼ賞】
『GIGANTIC MUSHROOM』 tdhrさん作

Appleにリジェクトされたというオチまで含め、
ねとらぼで紹介するならこれしかないだろう
――というのが選考の理由です。
しかし残念ながらリジェクトされてしまいこの世には出ていないため、
正式な受賞ではなく「夜の~」とさせていただければと思います。


【窓の杜賞特選】
『召喚指揮候補生』 早川 雪子さん、(SM)さん作

要素の多い独自のシステムと魅力的な多数のキャラクター、練り込まれた世界観や物語をその濃度は保ったまま、ゲームとしてしっかりとパッケージングした点を評価させていただきました。SEにまで気を配られたUIや演出、システム解放のタイミングと随所にプレイアビリティへの気遣いが感じられます。ボリューム感に関してはシナリオが担う部分も多いですが、決定的な場面ではゲームとしてプレイしてきたからこそ感じられる感慨がありました。オリジナルのBGMも魅力で、RPG・ADVファンに幅広くお勧めしたい作品です。


【窓の杜賞】
『シアのしゅうかくアクション』 J-trさん作

アクションゲームでまず大切な操作レスポンスの良さを大前提として、ステージをサクサク進みつつ竜巻を使うときはピタっと止まって狙いを定める動と静のメリハリ、クリアだけなら程々でアイテム収集を狙うと難しいという難易度バランス、敵を吹き飛ばす爽快感とさまざまなギミックによるパズル要素の案配などを評価させていただきました。


【窓の杜賞】
『3P - 3player local co-op game』 videoboxさん作

3人協力で仕掛けを解くというアイデアに加え、難易度・ボリューム共にプレイヤー3人の集中力が保たれるギリギリを攻めたステージデザインや、ミスをしても意識を切り替えつつすばやくリトライできるプレイアビリティの高さ、プレイを盛り上げるノリのいい音楽などを評価させていただきました。


【窓の杜賞】
『ウェポン・アリーナ』 yakoさん作

間合いの概念でバトルの戦術性を演出しつつも、全体的にはルールとインターフェイスがシンプルで管理する数字の種類も量も少ないため、一手一手の意志決定に集中できる作りが魅力。独自のシステムを手堅く練り上げた点を評価させていただきました。ただし最終的にはAIのパターンが読めてしまってくる面も。ルールが明解なので対人戦ができたら面白いかも?


【OPTPiX SpriStudio賞】
『信者Town』 NULLさん作

"全体的なデザイン、極力記号化されてるところに惹かれました。ところが記号化のし過ぎで、世界観どころか、ゲームとしても意味がぜんぜんわかりません。
とは言え、下手なチュートリアルでは薄っぺらくなってしまうような気もしていて、じゃあ後はゲーム性を突き詰めるだけでいいような気も。
途中でAndroid版がリリースされましたが、画角が大きなタブレットで遊ばないと面白くないかもです。今後の改善と発展に期待します。"


【HSPTV!賞】
『Hand&Hand&Hand』 mofaさん作

ジャンケンのグーチョキパーを切り替えて進んでいく横スクロールアクションゲーム。敵もグーチョキパーで出現し、勝ちだと触るだけで倒せる。負けだと触っただけで死ぬ。あいこだと敵の上にのっかることができる。最終兵器「グーチョキパー」が敵にいるのは笑いました。


【ゲームノベライズ賞】
『幻想乙女のおかしな隠れ家』 ブリキの時計さん作

お菓子の家を舞台に、少年と少女が不思議な一週間を過ごしていくミッション遂行型のADV。クオリティの高いお菓子の家のグラフィックがだんだんとおかしくなる演出や、視点を変えて体験すると全く違って見えるストーリーは一件の価値あり。少年特有の迷い・成長などの泥臭くも瑞々しい心理描写に作家性を感じる。


【ゲームノベライズ賞】
『クリーチャーと恋しよっ! For 乙女』 よしのよしゆきさん作

「クリーチャーと恋しよ!」の乙女ゲー版。題名通りの乙女ゲームだが、キャラデザが相変わらず飛んでる。飛んでるキャラデザと裏腹に淡々と進むノーマルな乙女ゲーシナリオとのギャップがすごい。ゲテモノのつもりでプレイしたら気づいたら人外萌えに目覚めている可能性も...!


【コミックジーン賞】
『コクラセ』 galantiさん作

ゲームとしてももちろんだが、エンターテイメントとして優れていた。良質な作品は、キャラクターやストーリーの掘り下げにおいて、妄想を刺激する発展性がある。ゲームのみならずコミックへの適性も強く評価した。


【グリー賞】
『LapisLapse』 がんてつさん作

グラフィック・スクリプト・音楽などの素材提供、
テストプレイやデバッグ、バランス調整に参加したユーザー、
この作品が多くの人の様々な貢献の上に成り立っていることに思いを馳せると
皆さんのモノづくりに対する情熱に感動を禁じえません。

その上で、それらを統合して作品としてまとめあげた
がんてつ氏の作りきる意志と努力に敬意を表し、
作品に関わったツクーラーの代表として表彰させていただきたいと思います。

多くのスクリプトを矛盾なく動作させるのは難しいだけでなく、
ゲームバランスを考える上でも大変だったと思います。
そこに加えて容赦のない難易度を設定し、コマンドバトルに深い攻略性を持たせたことなど、
同氏なりの設計思想自体も十分にクリエイティブであったと感じます。


【最優秀賞Cygames賞】
該当作品なし


【Cygames賞】
『魔法の線陣』 レゴさん作

斬新なゲーム性と臨場感のあるサウンドで1ターン1ターンドキドキしながら楽しめる。
 ストーリー、UIの配置やチュートリアルをしっかりと作りこめば、もっと高みを目指せるはず。


【Cygames賞】
『恋愛パズル 二人の漸近線』 Catenary Studioさん作

男の子と女の子が協力してステージをクリアするが、
 ...二人がすれ違ってしまうのが切なくてドキドキする。(もっともっとすれ違い続けて欲しかった。)
 操作する際にキャラが隠れてしまう操作性を改善し、他には無い作品になるはず。


【jThree賞】
該当作品なし



【ZUN賞】
『アトの跡』 チャレヒトさん作

まだプロトタイプですが、作りが非常に丁寧で操作感に癖が無く、キャラクターを動かして敵を倒しているだけで楽しくなるように作っていることが伝わってきました。
細かいところにツッコミを入れるのならいくつかありますが、全体的に変な外連味もなく、無理な背伸びもしていないゲームになっていて、個人的に大好きです。
 まだステージらしいステージが完成していない状態で選ぶのはどうかと思いましたが、是非満足のいく完成版まで作っていただきたいと思い選びました。
 あとはステージやギミック、ボス、ストーリー等の部分を付けるのでしょうが、そこが一番作業量が多く大変で、そして最終的なゲームの出来に関わる重要な作業になると思います。気持ちよく操作でき、本当の難敵に立ち向かう赤い彼の姿が見られる日をお待ちしております。


【スニーカー文庫賞】
『Hero and Daughter』 tachiさん作

オーソドックスな勇者と魔王のファンタジーでありながらも、各ヒロイン達の放つ圧倒的な魅力と個性が存分に光っていました。ギャグあり、ハーレム要素ありとライトノベル読者も楽しめる事間違いなしの快作です。


【スニーカー文庫賞】
『コクラセ』 galantiさん作

「学生時代の一大イベント"告白"をサポートする秘密集団」というアイデアが光った作品でした。システム面ではザッピング機能による切り替えが面白く、それを小説でどう表現するか、大きな可能性を秘めた作品です。


【PS Loves indies賞】
『BUGGG』 リビルドさん作

トップビューの2Dゲームが突然バッグったように画面が乱れ、FPSのような3Dビューになったり、次々と変化するゲーム画面。
遊びなれたオーソドックなゲームなはずのなのに何故か新しいゲームに出会ったドキドキ感がある。ランダムによるバグギミックの組み合わせも楽しく、細かいアイデアに脱帽!


【PS Loves indies賞】
『脱出4コマ アンタルチカ』 足立工業さん作

4コママンガをそのままゲームとして扱うという発想や、コマの中の変化が次のコマに影響するというマンガならではのユニークなゲームシステムが素晴らしい。グラフィックもとても丁寧に作ってあり、市販されている商品として見ても好評価の作品でした。


【PS Loves indies賞】
『夕闇の前奏曲』 O松さん作

パッと見は懐かしいFLASHイラストのようだが、とにかく主人公がよく動く! 走る・飛ぶ・殴る。動きのパターンが想像以上に多く、攻撃パターンも豊富で飽きさせない。「どうしてこうなった?」と作者に小一時間ほど問質したくなる程、久々に斬新なゲームに出会いました。O松さんの次の作品も早く見てみたいです!


【DeNA賞】
『ヒカリヲアビタイ』 よしさんさん作

ただのサンドボックスゲームではなく、自動化の要素が入っています。
荒廃した風景とSF要素による世界観がゲームプレーに深味を与えています。
ゲームに必要なワクワク感や奥行きを感じさせてくれるゲームとして、今後の展開が楽しみです


【インディゲームクリエイター賞】
『FANCY TRAVEL』 SAMCO Softwareさん作

アクション+シューティング+ブロック崩しという斬新なアイディアを評価。
キャラクターも魅力的な所が良い。
近接、射撃、ブロック崩しと3種類の攻撃手段があり、戦略的に進められて楽しい
作品です。


【ノベルスフィア賞】
『牟奄-ムエン-』 烏丸笑夢さん作

中華風サイバーパンクとでもいうべき独特の世界観、ボイス付きの魅力的なキャラクター、短くも印象的なストーリーと、非常によく作り込まれたノベル。美麗なWebサイトも手伝って、「このゲームは面白い」という安心感を持ってプレイできる。考察の余地を大きく残したストーリーは賛否分かれるところであるが、自作ゲームフェスという発表媒体を踏まえた、意欲的な手法と評価できる。


【博麗神社例大祭賞】
『東方降魔伝プラス』 tyobityobiさん作


東方二次創作の横スクロールアクション。ゲームシステムはオーソドックスで癖がない。キャラクターがよく動くので原作ファンはプレイすると楽しめるかも。二人プレイ対応しているのも素晴らしい。


【PHPCOMIX賞】
『コクラセ』 galantiさん作

イラストがおしゃれです。キャラ立ちしててマルチ視点な構成が
『デュラララ!』『バッカーノ』などの群像劇ラノベやコミックみたいで面白いです。
萌え系ではないおしゃれな感性を評価させていただきました。


【PHPCOMIX賞】
『LiEat(ライート)』 △○□×さん作

可愛いグラフィックと心地いい音楽が良く作りこまれておりすばらしい。
「嘘」を食べるドラゴンという童話的で風刺の利いた設定が良いです。


【PHPCOMIX賞】
『幻想乙女のおかしな隠れ家』 ブリキの時計さん作

吸血鬼伝説などを盛り込んで少年少女特有の迷い・成長などの
泥臭くも瑞々しい心理描写を生かした演出や描写が随所にみられ
ゲームの枠だけでない表現者として評価したいです。


【週刊ファミ通賞】
『脱出4コマ アンタルチカ』 足立工業さん作

「4コママンガのフォーマットにすることで時間経過を取り入れる」
という単純ながら理にかなったアイデアが素晴らしい。
ゲームとしての完成度はそれほどでもないが、可能性を感じる。
ストーリーの切ないエンディングもよかった。


【ファミ通.com賞】
『LiEat(ライート)』 △○□×さん作

""嘘を暴いて物理で殴る、そんなRPG?""。このキャッチコピーがじつにいい。
 RPGはおまけ程度で、作品の根っこは嘘を暴くという部分。
 虚実のバランスに優れ、独特の世界観とイラストにより、没入感を高めている。
 連載形式という試みにも新鮮さを感じた。


【フリーゲーム夢現賞】
『LostTechnology』 CB-SXF6さん作

現代技術が滅びた後の、中世ファンタジー風の世界観を持つ「信長の野望」のような国取り型シュミレーション。バトルがRTSになっており、必殺技や魔法のとびかう戦闘は迫力。また、人材に種族や相性が設定されており、種族を超えた登用には「コネ」が必要なところが特徴。このゲームは「Vahrenシステム」を使用したゲームの中でも世界観が優れた作品で、レベルデザインも素晴らしい。


【ふりーむ!賞】
『アトの跡』 チャレヒトさん作

操作するロボに体力ステータスがない代わりに、女の子が捕らわれてしまうとゲームオーバーになる「守りながら」ステージを進むコンセプトが素敵でした。女の子は攻撃ができないものの、ロボの傷を癒す役割があり、ただ守られるだけの存在ではないという点も良かったです。アクションは派手で爽快、攻撃パターンも複数あり、キャラクター達のモーションは多彩で遊び甲斐も見応えもありました。敵の多い危険な道中ですが、助け合いながら進む二人を見ると、心が温まります。とても短いアクションのみでしたが、ストーリーを含めた完成版が大変待ち遠しい作品です。


【プロ生ちゃん賞】
『惑星ぐるり』 原始人の子孫さん作

惑星を一回転してゴールする2Dアクションゲーム。ステージ数とコスチューム要素のボリューム感に圧倒され、最終的にこの作品を選出しました。ひとつのステージで時計回り・反時計回りの2パターンのステージ構成、10ステージごとの世界観とゲーム要素の変化、惑星の広さ変化などのアイデア・作り込みを評価しました。意味のないしゃがむアクションも好きです。


【ベクター賞】
『精霊のコンチェルト』 ぽかぽんさん作

ストーリー、グラフィックなどの要素それぞれもさることながら、それらがバランス良く、テンポ良くまとめ上げられている点を評価しました。
フィールドキャラを切り替えなければ突破できないギミックやスキルシステムなども自然に理解できるよう工夫されていて、プレイヤーが遊びやすいか、楽しめるかをよく考えて仕上げられたゲームだと思います。


【タブレット タッチ賞】
『魔法の線陣』 レゴさん作

独特の世界観とゲームそのものも凝った仕掛けが多くとても楽しいものでした。加えて、マウスだけでなくタッチ操作でも遊べるので、PC だけでなくタブレットやスマホでも楽しみたいと思わされました。クエスト的な要素を加えるなど、いろんな発展が考えられますので、今後の展開も期待しています。


【Magino Drive賞】
『瞳の中のアビス』 artifactsさん作

主人公には見ることができない場所を俯瞰できるシステムが面白い作品です。ただ、見えないところで起きていることを見なくても進行するため、繰り返しプレイして何が起きていたのかを確認したくなります。
ノベルADV的に表示されるテキストとRPGの画面を組み合わせた演出や、ホラーゲームと言いながら残酷な表現ではなくじわじわとくるストーリーなど、印象的な部分が多かったところも、選出した理由です。


【Unityスタークリエイター賞】
『カスタムコリント』 faulte(フォルテ)さん作

ピンボールのようでいて全く新しいルール、奥深いゲームデザインに惹きつけられました!
パーツの配置を試行錯誤する楽しみは元より、物理挙動によって複雑にインタラクションするところに高い中毒性があります!
スコアが加速度的に増加していく快感も相まって、いつの間にかこのゲームの虜になってしまう点が評価のポイントとなりました。
受賞おめでとうございます!

敢闘賞
企業賞は逃したものの、非常に優秀な作品で多くのかたに知っていただきたいものです。講評はニコニコ自作ゲームフェス4運営委員が行っています

【ドット賞】
COLORS 失われた記憶 ZKさん作

「色」のない世界で入手した「色」をオン・オフすることで謎解きしていくADV。色の表現ってすごい!と改めて感じる作品。さらにスーパーゲームボーイのような外枠と真四角の画面が強くノスタルジーを喚起します。外枠が切り替えられるのが憎い。

【同時プレイゲーム賞】
AstroCats BOXPさん作

10人同時にプレイできる2Dオンラインアクションゲーム。円形のフィールドでジャンプで飛び移りながら、他プレイヤーを踏んづけて倒すシステム。中心にブラックホールがあり、落ちるとミス。その中心に近づくほど足が早くなったり、リスク・リターン設計もすばらしい。生放送にも向いていそう。

【ツール賞】
SUZUKIPLAN - Video Game System mk-II GameDaddy (VGS) suzukiplanさん作

2Dゲームの開発に特化していることと、仮想ハードウェアの仕様がチープなのが特徴のマルチプラットフォーム対応ツール。リッチすぎる環境はゲーム制作にとってはプラスではないという思想で作られており、共感するユーザーは多いのでは。モデルゲームも誘爆の快楽が大変高くおすすめ。


自作ツール「SUZUKIPLAN - Video Game System mk-II GameDaddy (VGS)」で作られたゲーム。ツールのコンセプトどおり、リッチを目指さないゲームとして、シューティングの敵の弾に目をつけた発展で、敵の弾が誘爆する。正直気持ちいい。

【対戦ゲーム賞】
超密閉空間逃走 飛竜さん作

4人対戦可能なブラックホールから逃げるアクションゲーム。4人でプレイすると駆け引きが発生してわいわいとプレイできる。アップデートでチーム戦が実装され、動画や生放送での使用も多くなりそう。多人数プレイの魅力をシンプルに引き出しているので、今後は一人でも遊べる要素があるとさらに◎。

【厨二賞】
厨二大富豪 らっだぁさん作

"53枚のトランプすべてに追加効果をもたせた大富豪。
まさに中学二年生くらいの思いつきをしっかり形にしたことが大変にすばらしい。中学生の頃に戻ってプレイしたい。戻れない厨二病だったあの日々を思い出してプレイすべし。"

【未来ガジェット研究賞】
BLAST BUSTER FS/野生の男さん作

3Dヘッドマウントディスプレイ「オキュラスリフト」と、手の動きを感知するコントローラー「リープモーション」を用いたVRシューティンゲーム。オキュラスでの首を振って機体操作はもちろん、ハンドジェスチャーでのビーム発射はあたかもスペースオペラの登場人物になったかのような気分を味わえます。

【パズルゲーム賞】
SweetDays えもしさん作

お菓子工場で働くロボットを操作してジャンプしたりと物を投げたりして、材料を調理してトラックに入れるアクションパズルゲーム。雰囲気は可愛らしいけれど、パズルゲームはヌルゲーというわけではなく結構硬派な出来。

【人狼賞】
りるれふ むらさきさん作

かわいい絵とは裏腹に「人狼」のモチーフを使ったサスペンス。ミステリー要素もあり、主人公が殺人事件を調査していく。「人狼」の探り探り感がよく出ており、「人狼」好きはぜひプレイしてみてほしい。

【壊せ!賞!!】
壊せ!建物!! _Southさん作

ゲーム内容は題名通りで、建物を壊しながら進んでいく。その題名を一目見て、前回ニコニコ自作ゲームフェスに応募された「運べ!荷物!!」の作者では!?とピンとくるゲーム。クレーンの動きも相まって挙動不審な動きをしたり、キャタピラで走破性が上がったりとひと味違う作りになっている。実況プレイが楽しみなゲーム。スタイリッシュなデザインも素晴らしい。

【メルヘンホラー賞】
ベルとお菓子の家_R gardenia-girlさん作

コマンド入力や追いかけっこ、脱出ゲームのような様々なミニゲームミッションをこなして進んでいくADV。恐怖を煽って一定の作業を課すバランスが絶妙で、ホラーゲームのツボを抑えている印象。グロ注意だがイラスト等のクオリティも全体的に高い。

【ジェバンニ賞】
フリゲ最強伝説 ジェバンニp(泉和良)さん作

ジェバンニが今回もやってくれました。自作ゲーム製作者の少年が主人公という設定・ストーリーが熱いRPG。テストの点数のようにゲームの出来で競い合う学校などぶっ飛んでおり、ゲーム製作者の方もそうでないかたもぜひプレイを!

【独立系開発会社賞】
ドラゴンファング 〜竜者ドランと時の迷宮〜 トイディアさん作

スマートフォン向けに作られた「不思議なダンジョン」で有名なローグライクゲーム。いわゆる「基本無料ゲーム」だが、課金せずとも十分に遊べ「独立系制作会社」という意味でのインディーズゲームっぽい。熱い開発日誌(http://portal.dragon-fang.com/2014/08/developer-blog-018/)と合わせてお楽しみください

【コメントがヒントになるde賞】
ニコ動deパズル chiho作

ニコニコ動画を16分割してそのままパズルにしたゲーム。分割されても動画は動き続けており、もちろんニコニコならではのコメントも反映される。パズルを解くにはコメントの動きに注目するのが有効で、じっとコメントを待ち望んでしまう。生放送にも対応しているため、自分の生放送で実況しながらプレイするのも面白い。

【乙女ゲーム賞】
GKA!-玉砕覚悟のアタック大作戦- かにぱっちょさん作

ヒロイン=プレイヤーが攻略されるちょっと変わった乙女ゲーム。視点は男性主人公なのだが、選択肢はヒロインのセリフを選択するという形式。選択肢によるヒロインの性格のブレがヤバい。ヤンキーで不器用な主人公が、女の子に主導権を握られるというシナリオも完成度が高い。

【8bit賞】
良い不良 wo60000さん作

ファミコン風横スクロールアクション。キャッチーでシュールなタイトル題名どおり、悪い不良を懲らしめる「良い不良」が主人公。ファミコン風と思いきや、アクション性は高く、動きが気持ちいい。3種類の攻撃を組み合わせてコンボのような動きをさせるのが気持ちいい。自作ゲームフェスの常連ながら、ゲームデザインの幅広さに驚く。

【頬袋賞】
S☆ハム ~Shooting Hamster~ ポチテさん作

モチーフはハムスターで、弾数(ひまわりの種)が有限のSTG。有限だからと溜めすぎると頬袋が膨らむので当たり判定倍増というあまり見たことがないジレンマのあるデザインが素晴らしいです。

【出落ち賞】
無限ラーメン Moaisoftさん作

ラーメンのスープの表面に浮いた油をつついてくっつけて楽しむアプリ。何を言っているのかわからないかもしれませんが、そういうゲームなんです。動画での再生数が語る圧倒的な「オチ」。この題材に目をつけたのが大変な大勝利。そしてそれがゲームになるのも確かに納得。脱帽。

【国際賞】
PRICE Kingsley999(夜兎AVG)さん作

画面クリック式のアドベンチャーゲーム。ホラー要素あり。中国語のゲームを中国の方が日本語に翻訳したもの。イラストは超美麗でシナリオも大変に耽美。イラストを見てビビっと来た人はプレイして間違いありません。

【ノベル賞】
ghostpia 超水道さん作

住人がすべて幽霊になってしまった不思議な街で、3人の女の子が故郷を目指して頑張るスマホでのノベルゲーム。絵本のようなやわらかなイラストと繊細なテキストでの内面描写、そして不気味な街の世界観が相まって独特の世界観に引き込まれていく。

【カラフルRPG賞】
ホシゾラエンボリウム 地獄カバさん作

星空の管理者である月が突然なくなるという問題を解決していくRPG。敵が落とすカードを装備することで魔法を使えるようになるシステム。世界観、イラスト等の完成度はトップクラスで。絵本のような世界が美しい。

【世界観賞】
雪絵 -戦闘付き和風ADV- Cyanさん作

戦闘風の演出のあるサウンドノベル。ビジュアルノベルで物足りない部分にきちんとスキルを含んだシンプルな戦闘が収まっている印象。世界観やイラストは全体的に大変クールに仕上がっており、音などと合わせた表現部分には作家性を感じる。

【ゴシックホラー賞】
ダンス・マカブル 小麦畑さん作

中世ヨーロッパ、黒死病(ペスト)がモデルの重厚な世界観を持つホラーADV。ドット絵、立ち絵ともによく動き、その世界観を強化している。不気味だが荘厳な雰囲気には作者の教養を感じる。ゲームの世界観を重視する人におすすめ。

【大作RPG賞】
カペラの約束 仙人さん作

特定のアクセサリを装備することで職業スキルを伸ばすシステムが特徴的なRPG。アイテムを合成などその他システムも充実。いきなり奴隷マーケットから始める導入は興味を引くし、突然奴隷マーケットに預けられる車いすのヒロインが大変に萌えます。自然で十分なチュートリアル、育成の自由度も世界の拡がりもすばらしい。

【ナイトメア賞】
HAPPY END 1st night 小松さん作

突然他人の夢の中に招かれ、脱出するために夢の中を探索するホラーADV。ライフ(精神と表記される)制なのだが、ちょっとしたことでストレスを感じてゴリゴリ減っていく精神が神経質そうな主人公をよく表している。こちらももちろんハラハラするので、ホラーゲーム好きにはプレイをおすすめする。

【ネタゲー賞】
のーみそ家出中。 ちゃちゃるさん作

"脳みそが空っぽなバーサーカーが脳を使う(道具として装備っする)ことで、謎を解いていくADV。
アイデアが字面だけでも爆笑。「主人公の知能がプレイヤーと同等とは限りません」の注意書きに通り、思いの外頭が悪く「引き出しをけるには......引くんだったな」という衝撃のセリフには思わず吹き出した。"

【ナラティブ賞】
てのなるほうへ パルソニックさん作

目が見えない少女を手を叩いて誘導するゲーム。手を叩くと右往左往したり怯えてしゃがむ少女の姿に、プレイしているうちに自然と庇護欲をかきたてられるゲームデザインが秀逸。

【スマートパズル賞】
重力迷路 Z-PROJECTさん作

「重力を傾けてゴールを目指す2Dアクション迷路。」スマホのジャイロではなく、ボタンで傾きを90度ずつ切り替えるので、アクションがかっちりしている。オリジナルステージ作成/共有も可能。

【リバーシエンジニアリング賞】
リバーシブル6目並べ マサッカーさん作

誰もが知っているリバーシを使って様々なゲームを作っている。「挟んだら裏替えせる五目並べ」「駒をどっちの色にしても置ける」「自分の色の駒を対辺に繋げたら勝ち」他にも7つのルールを作って小冊子をつくっているそうで、そのリバーシ愛に脱帽。

【リア充賞】
僕と彼女 新之助さん作

「短編ホラー風リア充ゲー」の名の通り、彼女との関係を通じて物語が進んでいくホラー。「私なんかより下着が好きなのよね」など衝撃のセリフ回し、展開は目が離せない。

以上の作品が、ニコニコ自作ゲームフェス4受賞作品です。

また、自作ゲームフェスブロマガにピックアップ約100作品を掲載致しました。
そちらも合わせてチェックして頂けると好みのゲームがたくさん見つかるかもしれません!

そしてニコニコ自作ゲームフェス5も開催決定!
12月中旬に詳細をインフォ・特設サイトで発表致します。

ニコニコ自作ゲームフェス特設サイト