ニコモバ愛の劇場 著:中之人

第3話【父の思い出】


「おいトオル!いつものアレ見に行こうぜ!」


窓の外から自分を呼ぶ声がして、トオルは浅い眠りから目を覚ました。
おぼろげに外を見ると少し日が沈みかけてはいたが、部屋にはまだまだ昼の暑さが残る。

「ちょっと待ってて。今準備するから!」


トオルは額にじんわり滲んだ汗をシャツで拭きながら、急いで外に出かける準備をした。


トオルとその友達が空き地に着くと、既に大勢の子供が集まっていた。

子供たちの中央には一人のおじさん。
彼は満面の笑みを浮かべながら、子供たちに水あめを渡していた。


今日は紙芝居の日だった。

トオルは水あめを買うお金が無く、いつも覗き見するようにして紙芝居を見ていたが、「紙芝居の日」には欠かさず、この空き地に足を運んでいた。


おじさんが「はじまり」の紙をめくると、トオルの胸は俄然高鳴る。
トオルの夢は一流の「紙芝居のおじさん」になることだった。

  
  

...数十年後、トオルは、長年勤めた建築事務所を定年退職し、悠々自適の生活を送っていた。


すわり心地の良いソファに背をもたれかけて、趣味のボトルシップ作りに勤しんでいると、愛用のiPhoneにメールが届いた。長男のマコトからのメールだった。


『親父、コレがこの前話していた動画だよ!親父も絶対気に入るぜ!!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5054636


やれやれ...息子はまたニコ動か...。

トオルは溜め息をつきつつも、少し嬉しそうに「ニコニコ動画アプリ」を立ち上げた。


多少画質が荒く、コマ数が少ないものの、カラフルで賑やかな動画が再生される。

このアプリ、iPhoneの仕様でフレームレートが低く設定されており、ネット上の一部では「ニコニコ紙芝居」と揶揄されているらしいが、トオルにはその「紙芝居」のような挙動がとても心地よかった。


そう、このアプリは、幼少の頃の「紙芝居のおじさん」の思い出を蘇らせてくれるのだ。


「それにしてもマコト...この動画をこんなジジイに見せてどうしろっていうんだ...?」


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第1話


こんにちは、ニコモバ運営のおーじ♂です。

ビッグウェーブに乗りまくっているiPhoneユーザーの皆さんはもちろん既にダウンロード済みのことと思われますが、iPhoneの「ニコニコ動画アプリ」、絶好調です。


多少コマ数が少ない気もしますが...トオルのように、それも「味」だと考えて、ニコニコ楽しみたいものです。

だって、だって、仕方ないじゃない!
Flash非対応のiPhoneでニコニコさせるにはフレームレートを犠牲にするしか無かったんだよぉ!
あんなにレビューで叩くことないじゃないかぁぁぁ!!うわぁぁぁぁぁん!!


...さて。

ニコニコ動画アプリは、App Storeの「エンターテインメント」カテゴリから無料でダウンロードできます。実際に動いている様子はこんな感じです。


ニコニコ動画が見れないので、今までiPhoneを買い控えてたという方も、この機会に是非。


僕自身も最近、iPhoneへの乗り換えを検討してるんですよね。
iPhone向け割引キャンペーンも延長されたことですし...。


あ、そういえば「近々インターフェイスを改善します」とニコモバiPhone担当も言ってましたよ?


おーじ♂