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お盆休み特別企画 昔話続編 と いつものおわび

昨日のトラブルですが、一応、対処はおこないましたので、本日、また、サービスが落ちるとしても別の原因です。
同じように落ちているようにみえても、じつは内部では進化しつづけているニコニコ動画をどうぞよろしくお願いします。

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昨日の昔話のつづきです。

ネットライブのシステムにつくるにあたって、もう目標を決めちゃおうという話になり、とりあえず著名なアーティストでスケジュールをもう押さえてしまって、自らを追い込もうということになったのです。しかし、そうはいっても、いきなりは怖いからプロトタイプは何回かつくらないと駄目、でも、最初のプロトタイプは面倒くさいから、生放送はやめて、ありものの映像を使おうということになりました。

そのとき中野君がありものの映像も特別に用意する必要なくて、youtubeのデータをそのまま使えばいいじゃん、ということをいいだしたのです。Flashでyoutubeの映像をとりこんで、そのまま観客のアバターをかぶせてネットライブの最初のプロトタイプにしようということです。

これだと、コンテンツを集める手間をyoutubeに丸投げできるので、サービスの維持コストがあまりかからなくてほとんどシステムもつくらなくていい、軽い気持ちでまずはやってみるかという話になり、だったら、アバターも面倒くさいから最初はチャットだけを実装して、まずはsynvieと同レベルのことをやって、非同期ライブでどれぐらい面白くできるかを検証しようという話になります。

そこでニコニコ動画の最初のプロトタイプをつくることになりました。これはいいだした中野君がほぼ数時間で作成しました。ちょうど1年前の8月のことです。

最初のプロトタイプではsynvieや後のニフニフ動画と同様に、動画とコメントとは別々のウィンドウに表示されていました。ただし、コメント欄は動画の下部ではなく右側に設置しました。動画とコメント欄が上下に分かれていると、必要な視点の移動が激しすぎて片方にしか集中できないためです。左右であれば視点移動もあまり困難でなく両方を視界におさめることが可能です。

このプロトタイプをもとにどのようにサービスを設計していけばいいかを議論しました。
ひとつはアバターを中心にいろいろなコメント以外のアクションを追加していくネットライブの方向、もうひとつはこのまま動画サイトとして進化させていっても勝負が可能ではないかという意見です。
まだ存在しないネットライブの市場に莫大な投資をするよりも、youtubeの日本のポジションをとれる可能性があるなら、賭けてみるのも悪くないと思えたからです。
そのときドワンゴは主力ビジネスの携帯コンテンツの売上が低迷をつづけ、創業以来初めての赤字転落を発表したところでした。

動画サイトとして勝負するのであれば、たとえ、画期的なすばらしいサービスをつくったとしても、それだけでは既に市場を制覇したyoutubeに追いつくのは不可能でしょう。もし、勝てる可能性があるとしても、そのためには日本のネット上でyoutubeやmixi並の一大ブームをまきおこさないととても無理です。

しかし、もしも、’彼’が協力してくれるのならば、そういった奇跡もひょっとすれば可能になるかもしれない、と思える人物がひとりいました。

もちろん、2ちゃんねるの管理人である西村博之氏のことです。

------------------------------------------------------------------------- つづく(かもしれません)

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